シンプルとミニマル

シンプルとミニマル

言葉というのはとても繊細で扱いが難しいといつも感じています。

UNIT-0という会社にとっても、PARENSというブランドにとっても、halという私個人にとっても「ミニマル」という言葉はとても大切なワードです。

そして、よく混同されやすい「シンプル」という言葉とは意味合いが違います。

今回は、そんなシンプルとミニマルについてのお話。

 

皆さんは「シンプル」という言葉を聞いた時、どんなイメージを抱きますか?

言葉の意味としては簡素だったり単純だったりでしょうか。

それでは「ミニマル」というのはどうでしょう?

言葉の意味としては最小限といった意味合いでしょうか。

 

確かに最小限であることで簡素であったり単純であったりすることもあるでしょう。

ですが、ミニマルの「最小限」というのは「何かを構成する上で必要最小限であること」と考えると、その「何か」という軸が存在するのです。

 

「ミニマリスト」という言葉が広まる過程で、最終的な結果のみが広まり、その過程やその根幹となる考え方というのが忘れ去れてしまったのか、ミニマルであることはとにかく「減らすこと」「少ないこと」という歪曲されたイメージが持たれてしまっているように思います。

 

本来は、自分にとって大切な「何か」を大切にして、その他の「ノイズ」を削ぎ落とすことで濃縮された状態をがミニマルな状態だと思っています。

減らすことではなく「選ぶ」こと、少ないことではなく「濃密」であることこそがミニマルであることの本質です。

 

私の価値観も、ライフスタイルも、私が立ち上げた会社もブランドも、シンプルであることではなくミニマルであることを大切にしています。

言葉遊びのように思えるかもしれませんが、私は言の葉の力を信じています。

言葉と向き合い、言葉を大切にすること。

それはとても大きな力になると信じています。

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